親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

企業DC:週末に振り込まれる制度移管金、やはり分割投資が良いと思うの件

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最近社内で、本年度から始まった企業DC=確定拠出年金に関する
啓蒙ポスターを散見します。

マッチング拠出の設定も制度移管金の設定も、今年度の期限は 

今月の20日までです。 ※うちの会社は

 

マッチング拠出は定期預金であっても、自分で掛け金をださないと 

所得控除されない件は、前回書きましたね。

 

制度移管金は今日まで会社が企業DCで「拠出していた」事にする為、 

毎年計4回に分けて、「まとまった金額」が、企業DC口座投入されます。

 

もし何らかの投資商品に「100%振り分け」設定をしていた場合、
今月末の制度移管金は全て、いわゆる「一括投資」という形で 投資信託

購入する事になります。

 

個人的には一括投資、あまり勧めれません。。。

 

一括投資の話に入る前に、軽く投資信託の値段となる「基準価額」から

おさらいしましょう。

 

私が企業DCで積立設定している野村DC外国株式インデックスファンド

MSCI-KOKUSAIの 今の基準価額は14384円です。

14247円は、この投資信託1万口分の値段の為、1口:1.4384円となり、

10000円分購入すると 、6952口分買える事になるのです。

 

経済成長によりこの投資信託の基準価額が15000円になると、1口当たりの

価値が上昇するので 15000÷14384=1.05倍になり、あなたが10000円で

買った投資信託トータル資産が10428円に上昇した事になります。

 

つまり、世界の経済成長は抜きにしても、「安く買えた方が有利」という事が

わかります。

 

じゃぁ、いつが安いのか!!??

 


ん~~~それが分かれば、私なんてコツコツ投資してまへん(^^;

 

それが分かれば、1億円以上借金してから投資して、大儲けしてますよ・笑

 

 

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昨今の世界の株価上昇からすると、まだまだ上がりそうな気もします。

しかし、今が頂点だとすると、下がりそうな気もします。

 

株価は長期的には上昇を続けますが、短期的には予想のつかない

ランダムウォーク(酔払いの千鳥歩き)を するのが、世の中で

受け入れられている認識です。

 

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ではここで1度、相場が4つのパターンに動いた場合の、

一括投資 vs 分割投資(ドルコスト平均法)での 購入金額の比較をしてみましょう。

 ※成長に伴う基準価額の上昇は無しとする

 

まずは二つのパターンです 

 

 

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パターン①は1回目の投資を基点に、株価上昇が続いた場合です。

上昇を続けるって事はもちろん、最初に一括投資をするのが正解で、2016年が

まさに これに近いモデルでした。

 

逆にまさに「ランダムウォーク」と言わんばかりの上下を繰り返すパターン②ですが、
安い時に何回も購入できているので、平均買付価格が低く抑えれている為、初期の
一括投資より分割投資の方が有利です。


上記2つのパターンは割と極端な例ですが、実際の値動きっぽい2つのパターンでの
比較をしてみましょう

 

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パターン③は、上がったと思って下落の一途を続け、上がりきらなかった

場合で、 初期の一括よりも値下がり時に買い続けてる分割投資の方が有利です。

 

パターン④は逆で、後半にグワッ!っと上がった場合は、初期の一括投資が

有利です。

 

どうです?


わかるかい!!ってのが、感想だと思います。

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そうです。分かんないんです。


この先5~6年間ぐらいに「暴落」が無ければ、ちょっとの上下は気にならずに、
初期に一括で投資をした方が有利なんですが、その答えが出るのは5~6年後にしか
分かりません。

 

効率的市場理論での、ウィーク型ランダムウォーク理論によると、今日までの株価は

既に 過去の市場情報が織り込まれた結果であり、今日の株価も様々な市場情報が

反映されている為、 過去の値動き(チャート)を分析しても、将来の予想をする事は

出来ないと言われています。

 

セミストロング型ランダムウォーク理論になると、過去~現在の株価は企業の
売り上げ・利益・配当等の公表されている情報が全て織り込まれている為
新たに企業情報を分析して優劣をつけても、意味がないと言っています。


ちょっと小難しい事言いましたが、分かんないんですよ。いつが良いのか。

だから私は、分割をお勧めするのです。

 

それは投資家として、投資の機会を諦める訳ではありませんし、
それを勧めてる訳でもありません。


投資とは本来、長く保有(&積立)を続けて初めて結果が出てくるので、

 

「あのタイミングで買うんじゃなかった・・・」って
後悔の念にかられて、投資から撤退したくないんですよね。

 

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ウジウジ、ジメジメと、後悔を引きずって日々を過ごしたくもないし。

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だったら効率は少し置いといて、「心の保険」を買う目的の為に

「分割投資=ドルコスト平均法」という 手段を取ります。

 

よって私は、制度移管金は毎回「100% 定期預金」に入れておいて、後から

企業DC口座内の定期預金から毎月、 野村DC外国株式インデックスファンドに手動で

少しずつ入れ替えをします。

 

月に1回、PCでちょっと作業するだけなので、ここは手間を惜しまずに

やりましょう!

 

勤続年数に応じて振り込まれる制度移管金は大分差がありますので、
毎月何万円にしたらいいのかは、人それぞれです。

 

4年に分けて振り込まれるので、毎年振り込まれる金額÷12を
毎月手作業で買付作業するのが、迷いなくて良いと思います。

 

同じ会社の人で、どうしたら良い?って人は、直接連絡してください。

投資に正解はないですが、何らかのアドバイス出来ると思いますんで。

 

会社以外の人もコメント欄に、「公開しないでリクエスト」でコメントもらえれば、

個別で対応します☆

気軽にコメント下さいな。

 


<結論>
国が規制を緩めて国民全員が加入できるようになった、
確定拠出年金iDeCo)という制度。

 

そして会社が、我々の退職金の一部を使って、強制的に加入させた企業DC。

 

それすなわち、まず大人達に、「やらせて・学ばす」教育としての一環があり、
「学んで得た知識を後世に伝えろ」って意味が込められていると思ってます。

 

そんなに難しい事ではないので、楽しんでやりまっしょい☆

 

 

 

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